電気の影響が及ぶ範囲を電場と言って、磁気の影響が及ぶ範囲を磁場といいます。
その電場と磁場がお互いに影響しあって作られる波のことを電磁波といいます。
電磁波と聞くと、「TVやパソコンなどから出ている電波」をイメージする人がほとんどでしょう。
しかしそれは、たくさんある電磁波のなかのごく一部でしかありません。
家庭や職場、電車内や道路など、私達の身の周りのいたるところに何種類もの電磁波が溢れている
のです。
電気が流れるところには必ず電磁波が生まれます。この電磁波は周波数という1秒間に
生じる波の数の違いで種類が変わります。
周波数の高いもので、放射線(ガンマ線、X線など)、光(紫外線、可視光線、赤外線)、
そして電波(携帯電話 TV放送、ラジオ放送、携帯電話など)があります。
また、周波数が非常に低い電磁波のことを「超低周波」といい、送電線や家庭用の
電化製品から発生している電磁波はこれにあたります。
電磁波にはいくつかの種類があります。
波長が長い(周波数が低い)ものからあげると、
電波、マイクロ波、赤外線、可視光線、紫外線、X線、ガンマ線などがあげられます。
今まで危険と見なされて来たものは、紫外線、X線、ガンマ線など波長の短いものです。
最近では高出力のマイクロ波が<熱効果>と呼ばれる現象を引き起こすと言われています。
電子レンジや携帯電話から出るマイクロ波には「ホットスポット効果」があると言われています。
これは物の中心、例えば球体にマイクロ波(高周波)の熱が集まり、温度が上昇するというのです。
これを人間で考えると、携帯電話からのマイクロ波は、眼球、脳、睾丸などの球体の形をした体の
部分に熱が集まり、温度が1〜2度上昇しているのではないかと懸念されています。
体内の温度が1度上がるだけでも、人体には大きなダメージがあります。
電磁波を放出する家電
電子レンジ、IHクッキングヒーター、電気カーペット・電気毛布、ドライヤー、テレビ・ラジオ
掃除機、蛍光灯、電気かみそり、電動歯ブラシ、パソコン、iPod、各リモコン、携帯電話 その他
電磁波の放出が多い場所
高圧線・変電所、発電所、携帯電話基地局他
電磁波の放出が確認できる画像や動画が紹介されたサイトがたくさんあります。
◎電気かみそりの横に携帯電話を置いて受信させたら、かみそりの電源が勝手に入るもの
◎電磁波測定器でいろんな家電の数値を測るもの
◎高圧線の下で、1301本の蛍光灯が高圧線からの巨大な電磁界(電磁波)によって、
電源もなく明かりが灯るという事実が証明された写真もあります。
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